Hungry for Fun!

楽しいことに、飢えている。

京都のまんなか、三条会商店街にある「くいしんぼうギャング」。
ここで人気を集めているのが、カツオ出汁の香りが広がる お出汁ポテト です。

実はこのポテト、ただの“揚げ物スナック”ではありません。
京都に息づく「だし文化」への敬意と、
“もっと自由に楽しむ京都の味”という新しい発想から生まれた一品なのです。


🍵 京都のだし文化とは?

京都の料理は、出汁なしでは語れません。
千年以上の歴史を持つこの街では、
“だし”こそが味の基礎であり、美意識の象徴。

京都の水はやわらかく、
昆布やカツオの旨みをまろやかに引き出す性質があります。
そのため、京料理ではカツオ出汁をベースにした淡い味付けが重んじられてきました。

「味を足すより、引き出す」──
この引き算の美学が、京都の料理を世界に誇る文化へと育てたのです。


🥔 お出汁ポテトが生まれた理由

そんな京都の食文化を、もっと身近に。
観光客にも地元の人にも、気軽に“出汁の旨み”を味わってほしい──。
その想いから生まれたのが「お出汁ポテト」です。

塩味ではなく、カツオ出汁で仕上げるポテト
ひと口食べると、香ばしい香りのあとに、じんわりと旨みが広がります。
“和食のだし”と“洋食のポテト”という異文化の組み合わせが、
不思議なほど京都らしい調和を生み出しました。

まさに、だし文化の進化系スナック
それが、くいしんぼうギャングのお出汁ポテトなのです。


🍶 京都の味を、もっとカジュアルに

京都の“おいしい”は、特別なものではありません。
老舗の懐石も、商店街の惣菜も、どちらも同じ根っこに「だしの考え方」があります。

くいしんぼうギャングは、その文化を“スナック”という形で再構築。
「難しくなくても、京都の味は伝えられる」
そんな思いから、お出汁ポテトは誕生しました。

カツオ出汁の香りが漂う店頭では、
観光客が「これが京都の味?」と驚きながら頬張り、
地元の常連さんが「やっぱり落ち着く味」と笑顔を見せる。

その光景こそ、京都の“今のだし文化”を物語っています。


🏠 三条会商店街で味わう、京都の進化系スナック

お出汁ポテトを楽しめるのは、
三条会商店街の真ん中にある「くいしんぼうギャング」。

京都ハンナリーズの公式アンテナショップ「HANNARYZ Lab.」も併設されており、
食とスポーツを通じて地域をつなぐ拠点としても人気です。

観光の途中で、
ちょっとだけ京都の“旨み”を持ち帰るような気分で、
お出汁ポテトを味わってみてください。

📍 くいしんぼうギャングへの行き方
〒604-8374 京都市中京区三条通大宮西入上瓦町53(三条会商店街内)
🕓 11:00〜18:30(水曜定休)
🚶‍♀️ 二条城から徒歩約5分/阪急「大宮駅」、JR「二条駅」より徒歩圏内

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くいしんぼうギャング